コラム COLUMN
お子さんのむし歯を見逃さないで!乳歯のむし歯は永久歯より進行が早い?!
みなさん、こんにちは。
新居浜市の歯医者・歯科医院【かめがわ歯科】です。
乳歯は永久歯よりもむし歯の進行が早く気づいた時にはむし歯が深くなっているケースもめずらしくありません。
そのため、お子さんのむし歯を防ぐことが出来なかったと落ち込んでしまう保護者さんも見受けられます。
そこで今回は、むし歯の特徴やむし歯予防についてご紹介いたします。
乳歯と永久歯の構造の違い
歯は、
①外部の刺激から歯を守る役割のある【エナメル質】
②歯の神経を守るように存在する【象牙質】
③一般に神経と呼ばれる組織で、神経線維のほかに血管やリンパ管などが通る【歯髄】
の3層構造になっています。
歯の中心部に神経があり、むし歯菌によって、エナメル質や象牙質が溶かされていくことで、歯に痛みを感じるようになります。
乳歯は永久歯に比べ、エナメル質と象牙質の層が薄く柔らかいという特徴があります。
乳歯のむし歯の特徴
乳歯のむし歯は、永久歯のむし歯よりも進行が早いといわれています。
エナメル質や象牙質の層が薄い乳歯の構造がむし歯の進行を早める原因となります。
また、痛みなどを感じとる器官が未熟なため、痛みを感じにくいという特徴があります。
そのため、お子さんご本人もむし歯に気づかず、幼稚園・保育園・小学校の歯科検診でむし歯を指摘されてから、むし歯に気づくこともめずらしくありません。
4歳以降むし歯に罹患するお子さんの数が増える傾向にあると厚生労働省の調査で報告されています。
成長とともに、好んで食べる物や食べられる物が増えていくことが原因なのではないかと考えられています。
平成28年歯科疾患実態調査結果の概要-表4.う歯を持つ者の割合の年次推移(乳歯:1~14歳)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/62-28-02.pdf
むし歯を予防するには?
むし歯を予防するには、日々行う歯磨きを適切に行うことです。
お子さんの場合は、お子さん自身での歯磨きに加え、仕上げ磨きも念入りに行う必要があります。
小学校入学と共に、徐々に仕上げ磨きも卒業する保護者さんも見受けられます。
しかし、歯磨きを完璧に行うのは、お子さんはもちろんのこと、大人であっても難しいことです。
小学校卒業ごろまでは、根気よく仕上げ磨きを行うことを推奨いたします。
当院ではお子さんに歯磨き指導や、歯の大切さなどをお伝えしながら、むし歯にならないための予防を習慣づけられるように、導いていきたいと考えております。
お子さんのむし歯でお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。
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